[私見]感傷に浸るel gran capitan ペップの辞意表明

先週のel clasicoの後で、多くのフットボール・ファンが「ひょっとしてペップ・グアルディオーラは今期末でバルセロナ監督職を離れるのでは?」と言ってました。決定打はチェルシー戦だと思いますが、それにしても、スペインリーグとヨーロッパの頂点に立った監督にとっては、それより上に行くことはない状態というのはプレシャーが強いものだと、しみじみ感じました。

私が最後にペップを生で見たのは1998年夏のことで、当時カンプノウは「スタジアム・ツアー」と題して一般のファンを入場料とってスタジアム内に入れるサービスをやっていたのですが、ただ、イングランドの「スタジアム・ツアー」とはかなり違って、ツアー・ガイドもなくて、ファンはお金払って勝手に入って勝手に出てゆく、というかんじのものでした。

その時に、たまたまスタンドに入った時に、なんとペップが(負傷欠場中でチーム一行とは別メニューのトレーニング中で)、カンプノウで一人でボールを蹴っていたのでした。

その後、ペップはイタリアに移籍してしまい、そこでは運に恵まれぬままフェイド・アウトしてしまったことは有名な話ですが...スペイン人の友人は「スペイン人選手がイタリアで成功した例はない。それがますます両国のライバル意識に繋がっている」と言っていたことも強烈な記憶に残っています。

個人的には、バルセロナのGran capitanというとペップの前のホセ・マリ・バケーロなのですが、ただこの人も絶頂期の華々しさに比べて現役最後のフェイド・アウトは悲哀に満ちていました。何故バルサの主将はみなこのような道をたどるのだろう?と疑問に感じたこともありました。

ペップが2008年にバルサの監督に就任して、それから一世風靡した時には、現役時代のフェイド・アウトが妙に記憶によみがえってきて、良い時期はそんなに長くなくて近々悲しい去り方をするのではないか、という予感がしたものです。

残念なことに、その予感は当たってしまいました。でも、ペップはきっとまたフットボール界に戻ってくると期待して待っています。

この記事へのコメント

batexec
2012年04月30日 21:52
何かで読んだ記憶があるのですが、ペップは監督になることを意識して、あえて全く文化の異なるイタリアに現役最後の場所を求めたとのことです。そう聞くと、その経験が生かされているのかな、と思えます。

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